■ ID | 683 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 酸性雨研究−埼玉県の調査研究活動から− |
■ 著者 | 松本利恵
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 大気環境学会関東支部酸性雨部会第22回関東酸性雨講演会 平成22年3月18日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県では酸性雨調査を約30年間継続してきた。その観測結果と発生源や環境対策との関係を検討した。これまで燃料の硫黄含有量の低減や、焼却施設への規制強化などにより、降水中の硫酸イオン、塩化物イオンの沈着量は減少した。硝酸イオン沈着量もわずかに減少傾向にある。
また、埼玉県騎西町では、大気中のNH3やHNO3が全国平均に比べ高濃度で観測されている。
埼玉県は夏期に光化学オキシダントが高濃度になる地域であり、光化学反応の影響が大きいと考えられた。これらの物質の挙動を把握し、高濃度を生じる原因や埼玉県の地域特性を明らかにするために、光化学反応の盛んな夏期に粒子状成分及びガス状成分濃度を調査した。HNO3はOxと、粒子状SO42-、NH4+はSPMと強い相関がみられ、光化学反応より生成したと考えられた。 |
■ キーワード | 酸性雨、埼玉県 |
| 一覧に戻る |